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07

Jul,2003,Monday.It is the 188day this year by the end of today.

苦しい

バイトが終わるだろうとか、家にいるだろうとかそういう時をあたしなりに想像する。
寮のベッドの中でカーテンを閉めて握り締める母が買ってくれた携帯。ボタンを押すとうっすらと明かりが差してあたしの顔を照らす。そのままアドレス帳の中にある彼の電話番号を探して選択する。緑の電話のボタンを押せばもうかかる状態のまま、あたしのなかの今まで溜め込んできた胸の中の重い息苦しい気持ちが動き出す。胸が苦しい。何もしていないのに、ただボタンを後1つ押せば繋がるのに、何でこんなに勇気がいるんだろう。何でこんなに切なくなるんだろう。

このときは恋していると思っていた。見つめる携帯からあたしを照らす光がふっと消え時間が過ぎた事がわかる、こんなことを繰り返していても、ここでこんなに苦しい思いをしているあたしのことは彼は微塵も知らない。切なかった。だけどそれからもやっと押した緑のボタンを押してすぐに切ってしまった。何度もそんなことを繰り返した。着信が残れば向こうからかけてきてくれるかも知れないなんて淡い期待を抱いていた。だけれども折り返しの連絡すらくれなくなった。


何がそうさせたのかわからない。あたしはいつもうなずいたし、あたしはいつも彼のペースに乗ってきたはずなのに。言いたいことも我慢したのに。後に残るのはさらに胸を締め付けるような彼に対するいえない憤りの言葉たち。それが余計に胸を圧迫して、考えるだけで苦しくなる。
ようちゃんとの交換日記にもそのことを書いていた。一時は彼女の言葉に安心するけれど彼女の知らない、むしろあたしさえもわからない彼の事情みたいなものはヤッパリ不安因子でしかなかった。
イイヒト、という言葉を頼りに待つしかなかった。


そんな彼と出会ったのは9月の終わり頃だったろうか。
それから振り返れば長く感じた此れまでのさまざまな思い出はたった1ヶ月にしか過ぎないものだった。毎晩のように同じ携帯をみつめ、同じ様にボタンを押しては切る、わけもわからない胸のつかえに苦しくなると、すべてを忘れるようにイヤホンを耳に突っ込み、やさしい音楽を聴きながら無理やり眠る日々が続いていた。すでに、次の休みは会える?とかそんなことすら切り出せなくなっていた。
あたしは愚かだ。

July 7, 2003 01:09 PM


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